
3月20日、浜松市北区の山間部の小学校で閉校式が行われました。
久留女木小、渋川小、田沢小、そして川名小の4校。
川名小は井伊谷小に統合、ほかの3校は現在の田沢小に統合され、引佐北部小と名前を変えて4月からスタートするとのこと。
ボクも仕事で3校の記念誌と、4校の閉校式に関連したいくつかのお仕事をさせていただきました。
どの学校も130年を越える長い歴史に幕を下ろすこととなり、時代の流れ、児童数の減少に歯止めがかからないとはいえ、地域の方々の遣り切れない思いはしばらく続くことと察します。
ボクの母校も4年前に統廃合されました。ちょうどボクの娘が入学する年と重なり、ボクもいろいろな場で意見を出しました。
住民の間でも賛成派、反対派で意見がぶつかり合い、ボクも随分キツイことを言われたりしました。
その時のボクは統合賛成派。
「友達は選ぶもの」がボクの持論でした。
ですから少しでも児童数の多い環境で娘には学校生活を送ってもらい、気の合った仲間を作ってもらいたかったのです。
全校児童が10人そこそこ…。個性を生かした教育とか言う人もいましたが、少人数になればなるほど個性は生かされないとボクは思うのです。ちょっとリーダー的な子がいれば、みんなその子に合わせる。趣味もそう、あそびもそう。そうしなければ学校生活を送れないんですから。気の合った友達を選ぶなんて、少人数では不可能です。
ただ、今回の統合で学校が遠くなり不自由になる方も多いと思います。地域のシンボル(だいたい学校が町の中心ですよね)であった学校がなくなり、益々寂しくなると悲しむ人も多いと思います。でも、子どもの為には良い選択だったと、ボクは思います。
しかも田沢小(4月からは引佐北部小)は2年後には、小中一環の新しいスタイルの学校になるとのこと。
山間部発の次世代のモデル校として、他校をリードしていただきたいです。