
ビデオの雑誌を見ていたら懐かしいカタチに出会いました。タスカムのMTR(マルチトラックレコーダー)。ボクが高校生のとき、親に無理を言って買ってもらったMTRを彷彿とさせるデザイン。今のボクにとっては「どーしても欲しい!」ものではないのに、ミョーに気になる存在となっております。
ボクが持っていたMTRはカセットテープに録音するもので、普通のカセットデッキではA面にステレオ録音、ひっくり返してB面にステレオ録音しかできませんでしたが、MTRはその4トラックをそれぞれに録音できるため、多重録音ができたわけです。ピンポン録音(説明省略)すれば、無限!(言い過ぎ!)に音を重ねられ、曲を作ったり、効果音を作ったり、ビデオのBGMやナレーションに使ったりと大活躍しました。あっ、演劇部の手伝いで、PAにも使ったりもしました。すごーく懐かしい思い出です。

これがその懐かしい23年くらい前のボクの机。

向かって右側の上にある機械がMTR。
その下にはビクター初のHiFiビデオデッキHR-D725。これがなかなかの機械でした。
お気に入りの機械でしたがよく壊してしまい、その都度ビクターのサービスの方に来ていただき直していただきました。
「使い過ぎ。こんな使い方している人は見たことないですよ。業務用のを買った方がいいですよ」と呆れられるぐらい酷使しておりました。
ちなみに、左側に見えるキーボードはシャープのパソコン、X-1ターボのもの。これは大失敗。「ビデオにタイトルが入れられる」の言葉についつい買ってしまったものの、ビデオの静止画をパソコンに取り込んで文字を重ねるだけで出力はできない。販売店に苦情を言うと、「そんなもんですよ」だと。苦い記憶まで思い出してしまいました。
まっ、今はノンリニア編集は当たり前ですが、当時はそんなレベルではなかったわけですが、高校生のボクには何でもできると思っていたんですね。